20150627
岡崎の家はオープンハウスの翌日に撮影を行いました。
梅雨の時期の撮影は晴れのタイミングにスケジュールを合わせるのがひと苦労。
うまく合わないとズルズルと伸びてしまうので心配していたのですが、
この日は曇天ながらも光が差し込んでくれていたのでホッとしました。
晴れの日の撮影はもちろん問題ないのですが、
少し曇っているほうが光がやわらかいので陰影が強くなりません。
全体的なトーンをやわらかい雰囲気にしたければ曇天ぐらいでも全然大丈夫。
もちろん陰影がビシッと出た写真が欲しければ快晴のほうがよいので、
最終的にはどういう写真を求めるかによります。

奥の坪庭に向けて大きな窓を設けていますが隣地との距離があまりなく、
どうしても太陽の差し込む時間が限られます。
しかも西向きの窓で昼以降しか光が入らないため、
階段上部の切妻屋根に東西一箇所づつの大きなトップライトを設けて、
上部から一日中光が差しこむようにしています。
午前中は東側のトップライトから階段に沿うように光が落ちてくるのですが、
昼からは西側の屋根のトップライトから光が差し込んできます。
形や明度を変えながら少しずつ動いていく様はまさに自然が描く芸術。
時間や天気によって日々刻々と変化していきますが、
特にくっきりとした光の帯は、さながら壁に描かれたミニマルアートのよう。
南の窓がないので同じ場所から一日中光が入るということのない住宅ですが、
逆にだからこそ時間によって生まれる光と影を楽しんでもらいたい、
という思いで設計していたので、この光を現場で確認できてよかったです。

撮影は平野和司さん。
この季節は日没が7時を超えるため、夕景の撮影が終わったのは8時すぎ。
朝早くから夜までこの家の中で生まれる色々なシーンを見ることができました。
あとはどんな写真を皆さんにお見せできるか楽しみにしています。
撮影 | 08:47 | comments(0) |