20131125
春に現場が始まった太秦の家は、
消費税の経過措置に間に合わせなければならない他の仕事らと
ちょうど同時進行になってしまったため、
現場の状況を書く時間が全くなかったのですが、
10月に無事竣工してお施主さんへの引渡しも終わっています。

外観はモダンな和風のデザインで、
4つの連窓を組合わせた正面の大きな窓が特徴。
中央のクロスを木材とすることで、
ひときわ目立つアクセントになっています。
今まで白色で素材感のないフラットな仕上げとすることが多かった外壁ですが、
ここでは茶系のざらっとした質感の塗り壁なので、
全体的にトラディショナルな雰囲気です。
建物の前にある杉板型枠コンクリートの塀に沿って上がると玄関。
外部階段は洗い出し仕上げ。
植栽とも相まってシックな趣のあるエントランスです。
屋根はガルバリウム鋼板のタテハゼ葺き。
2階の居室へ採光を得るためハイサイド窓のある招き屋根ですが、
前面道路が狭くてほとんど見えないのが残念。

小さなお子さんが三人いらっしゃるお施主さんなので、
お引越しされた後に撮影するのは難しいかなと思い
今回は引渡し前に竣工写真を撮影しています。
ですので屋内は家具などが何もない状態での撮影となり、
どうしても生活感のないガランドウな空間に見えてしまうかもしれません。
カメラマンは島本町の家に続いて岡田大次郎。
どんな写真になっているか楽しみです。
太秦の家が竣工しました | 16:48 | comments(0) |
20130723
太秦の家は筋交いと金物の取り付けが終わり、無事に中間検査も下りました。
外壁側にはタイベック(透湿防水シート)が貼り終わり、
アルミサッシや木製窓も取り付けられています。


この日の現場は断熱材の充填。
アイシネンという現場発泡軟質ウレタンを吹き付けています。

鉄骨造やコンクリート造で使われる現場発泡硬質ウレタンと同じ施工方法。
硬質ウレタンは発泡後にガチガチのプラスチックのようになるのですが、
アイシネンは硬化しても柔らかくて低反発スポンジをもう少し固くした感じ。
断熱材としては全く別のものであることが分かります。
ちなみに膨張して柱面よりはみ出た部分は大きなノコギリでカットします。

現場発泡の断熱材は吹き付けた壁面や天井で発泡するので、
筋交いなどのある壁面と天井にも隙間なく充填されることがメリット。
また軟質であれば地震時に建物の揺れに追随できるので、
経年で隙間ができるという心配がないのも良いのですかが、
デメリットはやはり値段が高くなること。
一般的によく使われる断熱材はグラスウールというガラス繊維を、
柱間に入れていく工法ですが、これが選ばれる理由はやはり安いから。
発泡系の見積もりをとってグラスウールと比べてみると、
一棟あたり30〜50万円程度のコストアップ。
自然素材のブローイング工法だと80〜100万円ぐらいのアップになるため、
最終的には減額のためにグラスウールを選択されることがやはり多い。
住宅としての性能を高めたいと思われるのであれば、
減額のために各部屋や建物全体の面積を小さくしてしてでも、
高性能な断熱材や木製サッシを採用したほうがよいとは思いますが、
現実的には少しでも広い家にしたいと思うもの。
なかなか目に見えない部分に潤沢にコストを掛けてもらえないのが現状です。

また、こういった発泡系やブローイングの断熱材を採用した場合、
外壁まわりの電気や設備の配管が断熱材に埋め込まれるため
断熱材の施工前に全て完了しておかなければならず、
あとでコンセントなどの追加や位置変更ができないのです。
グラスウールであれば施工後でも壁から取り出せるので、
設備配管の変更が可能かつ容易なのですが、
発泡系などはそういうことができないのもデメリットといえるかなと。
ですので配管の位置や経路が現場で変更にならないよう、
お施主さんも事前にコンセントの位置や数などを、
十分検討して頂くことが重要になります。

さて現場はこのあとしばらく外部の仕上げと内部の造作工事、
電気や設備の配管工事が同時に進行します。
断熱材:アイシネン吹付け | 09:57 | comments(0) |
20130626
お施主さんご夫婦と小さな子供たち三人が暮らす小さな住宅、
太秦の家が無事に上棟しました。
梅雨入りしているというのに暫く晴天が続いていたのですが、
あいにくこの日は昼から雨。
そんな状況の中で頑張ってくれた大工さんたちに感謝です。

屋根の形は片流れと差し掛け屋根の合成のようなもの。
でもケラバは二つの屋根を繋げて、
切妻屋根に見えるようにデザインしています。
クラシカルなデザインとモダンがミックスしたような
ジャパニーズスタイルがこの住宅のテーマ。
差し掛け屋根の上に設けたハイサイド窓は、
日当たりのよくない北側の居室に南の光を取り込むためのもの。
子供たちのための小さな三つの部屋と寝室は、
それぞれ決して広いとはいえませんが、
ロフトのある勾配天井にすることで、
広がりを感じる立体的な空間になればと考えています。

これから現場は大工工事が本格的にスタート。
まずは間柱や筋交い、そして金物を取り付けて中間検査を迎えます。
上棟しました | 19:20 | comments(0) |
20130428
GW初日に太秦の家の地鎮祭を行いました。
お施主さんご夫婦と三人のおちびちゃんたちはもちろんのこと、
奥様のご両親やお姉さま、
お姉さまのお子さんも参加されての賑やかな地鎮祭となりました。
前日は雨風も強く不安定な天候でしたが、一夜明けると快晴。
暖かな春の日差しの中で式典が行えました。

というものの私はちょうどその日に撮影が入っていて参加できず、
妻が刈初(かりそめ)の儀をすることに。
設計者が鎌で草に見立てた笹を刈りとる仕草をする儀式で、
エイッエイッエイッと声を出して所作をする慣わし。
いつも二人で地鎮祭に出ると私しかやらないので、
妻にとっては始めての大役でしたが、
滞りなく儀式も終わったとのことでよかったよかった。
連休が明けると地盤改良などの工事がいよいよ始まります。
地鎮祭でした | 16:16 | comments(0) |
20130401
太秦の家はプランや大まかな仕様が決まり、現在は確認申請の準備中。
年内に入居して新しい家で新しい年を迎えたい、
というお施主さんのご希望から逆算すると、
ゴールデンウイーク開けには着工したいので、
ハイペースで打ち合わせを重ねてきました。
この日は工事を担当して貰う竹内工務店さんの事務所にて
内・外部材料、設備仕様の最終確認。

フローリングは無垢のカバやメープルなどが候補。
実際に床に張ってある部屋で足ざわりや雰囲気を見て頂いたのですが、
まだお施主さんも決めかねているところ。
小さなサンプルで全体をイメージをすることは本当に難しいところなので、
じっくり考えて頂こうと思います。

地鎮祭の日も決まり、いよいよ現場が始まります。
これまでのデザインと少し違う雰囲気の住宅なので、私たちもすごく楽しみ。
最終確認の打合せ | 23:59 | comments(0) |
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